かつて「青空商人」の回で、サンパウロで無店舗販売を手掛けるユニークなあきんど達を紹介したことがある。また「さすらいの研ぎ職人」の回では、マンションの集積するエリアを笛吹き回遊しながら仕事をゲットする移動研ぎ屋とその革新的な仕事ツールを取り上げた。
今回は水の上で活躍する水上商人達にペルナンブコ州で出会ったので、いくつか紹介したい。
■水上商人その① 波打ち際のアイス売り
アイスの入ったクーラーボックス(カート付)とパラソル、これはどこでも見るアイス売りのいでたちだ。問題はセールスのルートだ。なぜ水にざぶざぶ入っていく?客も居ない、居ても財布持っていない、それなのに何故?・・・ま、聞くだけヤボというものだろう。
■水上商人その② 沖のアイス売り
次もアイスだが、停泊しているカタマランの後部にアプローチしてくるタイプだ。
これは非常に有効で、彼はドシドシアイスを売っていた。
■水上商人その③ 沖のコシーニャ売り
最後にホットフードの売人が来た。
こちらも同じく停泊中のカタマラン後部にやってきて、アルミ箔内張りの発泡スチロールに、コシーニャと呼ばれるブラジルで最も大衆的なミニコロッケを満載し、販売していた。しかも箱の中には鶏、タラ、牛の3種類のコシーニャを積んでいるというのだがらすごい仕事だ。
勿論クレジットカードもOKだ。
15個で10レアル(ざっくり350円内外)。船の上でツマミを頼むとある程度値段が張ることを考えると、割安感はある。味と品質は何の変哲もないコシーニャなので恐らくコストは激安で、彼らとしても良い商売というわけだろう。
買い手としたらわざわざ売りに来てくれる手間賃で十分にpayする感じ。そのあたりの絶妙な頃合いで、こうした商売が成り立っているのだと思われる。そしてまたこのあたりの地形が遠浅で気候が良いため、常に観光客が訪れ、海が荒れたりすることが少ないので安定商売が望めるということなどが重なって、こうした独特の商売形態が形作られたのだと見た。
モノは高いブラジルだが、簿外で非公式に働く職人や人足は驚くほど安くもあるブラジル。
このアンバランスな【モノ―人足】コスト対比が、こうしたきめの細かい商売形態を産み出せるという事実に、うなる日々である。
今回は水の上で活躍する水上商人達にペルナンブコ州で出会ったので、いくつか紹介したい。
■水上商人その① 波打ち際のアイス売り
アイスの入ったクーラーボックス(カート付)とパラソル、これはどこでも見るアイス売りのいでたちだ。問題はセールスのルートだ。なぜ水にざぶざぶ入っていく?客も居ない、居ても財布持っていない、それなのに何故?・・・ま、聞くだけヤボというものだろう。
■水上商人その② 沖のアイス売り
次もアイスだが、停泊しているカタマランの後部にアプローチしてくるタイプだ。
これは非常に有効で、彼はドシドシアイスを売っていた。
■水上商人その③ 沖のコシーニャ売り
最後にホットフードの売人が来た。
こちらも同じく停泊中のカタマラン後部にやってきて、アルミ箔内張りの発泡スチロールに、コシーニャと呼ばれるブラジルで最も大衆的なミニコロッケを満載し、販売していた。しかも箱の中には鶏、タラ、牛の3種類のコシーニャを積んでいるというのだがらすごい仕事だ。
勿論クレジットカードもOKだ。
15個で10レアル(ざっくり350円内外)。船の上でツマミを頼むとある程度値段が張ることを考えると、割安感はある。味と品質は何の変哲もないコシーニャなので恐らくコストは激安で、彼らとしても良い商売というわけだろう。
買い手としたらわざわざ売りに来てくれる手間賃で十分にpayする感じ。そのあたりの絶妙な頃合いで、こうした商売が成り立っているのだと思われる。そしてまたこのあたりの地形が遠浅で気候が良いため、常に観光客が訪れ、海が荒れたりすることが少ないので安定商売が望めるということなどが重なって、こうした独特の商売形態が形作られたのだと見た。
モノは高いブラジルだが、簿外で非公式に働く職人や人足は驚くほど安くもあるブラジル。
このアンバランスな【モノ―人足】コスト対比が、こうしたきめの細かい商売形態を産み出せるという事実に、うなる日々である。
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