2016年10月27日木曜日

名前を呼ぼう

ブラジルのショッピングモール内で警備員に道を尋ねるとする。

警 「おー、そのお店はね、まずあの角を左に曲がるだろ、・・・ えーとキミ名前なんだっけ?」
私 「Timóteo(こういう時にだけ使う僕のブラジルニックネーム)」
警 「OK Timóteoさん、それで突き当たるとエスカレーターがあるからね・・・」

と言う風に続いたりする。
私が呼び掛けられるのは、そのたった一度きりだったりするのだけれど。

子供の病院で初診手続きをしているとき、 氏名年齢住所既往歴などと進んで、登録完了、次のプロセスの説明の段になって受付員が、

受 「えーと、あなたのお名前は?そう。お父さん、あなたです」
私 「Timóteoです」
受 「Timoóteoさん、あなたのお子様は次にレントゲンの部屋に行ってもらいます。その次は・・・」

という感じになる。きわめてしばしば、そうなる。
そしてやはり、一度きりだったりするのだ。

上の二つだけ見るとなんともマヌケな感じもしないでもないけれど、名前を呼ばれた途端に親近感が湧くのは間違いない。


その他ビジネスシーンにおいても、先方が説明を始めたときに、途中で思い出したように相手の名前を呼び掛けに使うことがある。きっと長い説明のワンクッションとしての効用とか、強調したいポイントにさしかったときに相手のAttentionを惹きつける効用などがあると分析している。

これは日本人にはなじみの薄い文化だけれども、効果は大きいのではないか。
ひょっとしたら日本でも意識して実践している人や、営業テクニック本なんかにはもう書いている人がいるのかもしれない、なんて思いながら、文化の違いを咀嚼する日々。

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